土壌菌工法(有効土壌微生物による永久緑化)

 森林や草原では、何百年、何千年、いや何十万年も、植物が生き続けています。その土壌では化成肥料による”追肥”などという、現代的な心配はまったくありません。大自然を包む「表土」とかわりない生育基盤を法面に形成することで、土壌が持つ・養分供給能力・養分保持能力・保水能力・通気能力・に優れた自然サイクルを生み出します。これが地球にやさしい永久緑化工法「土壌菌工法」です。

土壌菌工法 土壌菌工法 Lite
工法のイメージ
特徴 <急勾配 1:0.3><岩盤 硬度35mm以上>
<強酸性 pH3以下><強アルカリ性 pH8以上>
<寒冷地>の植生が困難な法面に対して永続的な緑化が可能
植生基材と同等の品質を安価に設計可能
施工可能勾配 1:0.5  (1:0.3 長期緑化実績多数) 1:0.5
施工可能pH pH2.0~10.0 pH4.0~8.0
土質・法面状況 砂質土(シラス・マサ土等)、礫質土、粘性土、風化岩、軟岩Ⅰ、軟岩Ⅱ、中硬岩、硬岩、吹付モルタル面 砂質土(シラス・マサ土等)、礫質土・粘性土、風化岩、軟岩Ⅰ
植生保証期間 5年以上の緑化保証 5年以上の緑化保証

概要

自然の野山を造る  周辺の野山に目を向けて下さい。草木が生き生きと育っています。施肥など一切行わずとも立派に自然サイクルを営んでいます。その自然サイクルを支えているのは、肥沃な土壌であり、その中に主役が存在しています。それが土壌微生物群なのです。土壌菌工法はその土壌微生物群に注目しました。

有効土壌菌を基盤材の中核に  土壌中に存在する微生物群の種類については、微生物学会においても特定不能と言われるほどの種類があり、その数を特定する事は困難とされています。  このような状況の中、当研究所においては、微生物には植生に対し有効なもの・弊害となるものがいる為、植生の良い場所・悪い場所での種々採取試料により、実験・分析・観察を繰り返し、長い間の試行錯誤の中から“有効土壌菌微生物群”を選別し、「有効土壌菌」と命名しました。

特徴

  • 自由な種子選定により緑化目標が達成できる。基盤層を厚くすることにより各地質に適応可能。
  • 植物が定着するまでは、降雨時の表流水・湧水等による造成基盤の流亡防止処置が必要となる場合がある。
  • 自然の表土に近似した生育基盤を形成し、自然サイクルを再構築させる工法であり、自然環境に対し負荷のかからない永久緑化工法といえる。
  • 植物生育に有効な土壌微生物群(有効土壌菌)の活動により、自己肥培力をもつ生育基盤を造成できるほか、地表面に腐食層を形成すると共に、地山の土壌化促進も期待でき、生育基盤の増加が望める。

主要材料

ふるい土
岩石が風化して出来た ”土壌母材(土)”
有効土壌菌
天然土壌微生物群から
抽出培養した138種類の
”有効土壌微生物”
土壌ユーキ
”動植物の生物遺体”
微量要素を含有
 土木工事での限られた用地には急勾配などの”無土壌法面”が発生します。そのような場所に緑化・自然回復を行なうためには、自然の表土と同じ成分を持つ基盤材と、膨大な量でバランスのとれた土壌微生物が必要となります。そのために欠かせないのが「土壌菌」(微生物の集合体)・「土」・「有機物」です。


施工フロー